2011年8月アーカイブ

IGOR Pro は波形データを扱うことを得意としていますが、最近は機器から得られるデータも無駄に細かくて、肥大化する傾向にありますので、「このデータ(ウェーブ)、1,000 ポイントもあるんだけど、適当の間引いて 100 ポイントにしたいなぁ」って思うことありますよね。今回はそんなとき、ちょっと役立ちそうなお話を。

CDFMathematica 開発元 Wolfram Research 社のサイトでは、現在、CDF を大きく取り上げている。CDF は Computable Document Format の略で、計算可能なドキュメントファイル形式のこと。Mathematica 8 で作成した、スライダーやボタンで操作/再計算できるドキュメントをこの CDF 形式で保存しておくと、無償配布されている Wolfram CDF Player で操作/再計算できる。ちょうど、Adobe PDF にとっての AcrobatReader と同じで、作るには有償ソフトがいるけど作成物を使うのは無償ソフトで OK という形態だ。

当然ながら、CDF Player では、Mathematica ユーザーが CDF ファイル内に用意した範囲の計算しかできないのだが、CDF Player の計算エンジンにも Mathematica 同等の能力があるのだから(とは言っても、Import/Export といった入出力関数は封印されているし、Parallel〜 系の並列関連関数も使えない。また CDF Player ではもちろん保存もできない)、なんとかこれを汎用に使えないかを考えたくなるのは人情(?)。こんな話、Mathematica 代理店のブログに掲載するようなことじゃないのかもしれないけども、今回はそんな話。

先日の記事では、

つまり、「軸を利用するとき/追加するときには、トレースも追加しなくてはいけない」ということです。もう一歩踏み込んで、「トレースを追加するときしか、自由軸は追加できない」と言ってしまっても間違いではないはずです。

と、力を込めて説明しましたが、実はコマンドを使うと、任意のタイミングで「軸を追加」することができます。前回の記事でがっかりされた方がいらっしゃったらごめんなさい。今回ご紹介するのは、「コマンドで軸を追加」する方法です。