IGOR Pro で軸を追加する方法は、結構わかりにくいです。ちょっと情報を整理してみます。

▼ 2種類の軸

IGOR Pro の軸は 2種類あります。最初から存在している軸と、ユーザが任意の名称で追加する軸です。前者のうち X軸は bottom 軸 と top 軸、Y軸は left 軸と right 軸と名前がついています。一方、後者は「自由軸」と呼ばれています。最初から存在している軸のうち、bottom 軸に対する top 軸、left 軸に対する right 軸は、反対軸とも呼ばれます。

最初から存在する 4つの軸も、ユーザが追加する自由軸も、その軸を使ってプロットされるトレースが存在しないと、軸そのものが存在できない仕組みになっています。

つまり、「軸を利用するとき/追加するときには、トレースも追加しなくてはいけない」ということです。もう一歩踏み込んで、「トレースを追加するときしか、自由軸は追加できない」と言ってしまっても間違いではないはずです。

その証拠に、「軸を追加」というメニューコマンドは用意されていなくて、「ウィンドウメニュー>新規グラフ」コマンド(操作関数は Display)か、「グラフメニュー>グラフにトレースを追加」コマンド(操作関数は AppendToGraph)で、軸を作成する必要があります。ここが本日の最大のポイント。

fig1.png
新規グラフダイアログ

fig2.png
トレースを追加ダイアログ


▼ 操作の実際

上記ダイアログを開けば、操作すべき内容は言葉を尽くして説明しなくてはいけないようなものではありません。とっても簡単。

ちょうど、その操作を紹介する内容を含んだおあつらえ向きなムービーがありますので、こちらをください。

追加した軸は、自由軸という名の通り、自在にその位置をマウスドラッグで移動できます。一方、最初から存在している軸は、同様にマウスドラッグで移動できますが、同時にグラフウィンドウ内のグラフのサイズ、言い換えると、余白のサイズが変更されてしまいます。

そんないい加減な操作でなくて、きちんと操作したいときには、「グラフメニュー>軸を修正」コマンドで、軸を修正ダイアログを利用しましょう。一番左の「軸」のタブの「自由軸の位置」で設定可能です。

fig3.png
自由軸の位置の設定


▼ おまけ

いくつか軸を追加すると、このグラフに追加した軸の名前はなんだっけ?ってことになりがちです。そんなときは、グラフを最前面に表示して

Print AxisList("")

が便利ですー。


▼ まとめ

駆け足でしたが、軸の追加について情報を整理してみました。ポイントは、トレースを追加するときに軸を追加する、です。

井上@技術部でした。

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