先日の台風以降、だいぶ秋らしくなってきましたね。特に朝晩は過ごしやすくなってきました。

秋と言えば、「食欲の秋」。今年は秋の味覚の代表格である秋刀魚が不漁で、このところ少し下がってきているとはいえ例年の 1.5 倍位の値段で売られており、なかなか手がでません。今年 8 月の日本周辺の海面水温が 1985 年の観測開始以来最高となり、平年より 1.2 度も高かったのが原因の一つとか。ようやく秋めいてきたので、そろそろ庶民価格に戻ってくれるかな。

「体育の秋」でもありますね。前回のエントリ で触れたようにフットボールのシーズンが始まりました。NFL では応援する 2 チームが揃って 1 ポゼッション以内という僅差で敗れてしまいましたが、我が Snails は 1 点差で Vikings を振りきり開幕を辛勝で飾りました。運動会、体育祭も昔ほど秋に集中しているわけではないようですが、そこかしこで開催されています。

個人的には「祭りの秋」でも。前々回のエントリ でご紹介した祭りが今年は 10 月 8 日 (金) から 10 月 10 日 (日) まで開催されます。

「音楽の秋」でもあります。ロックフェスティバルなどは夏に集中してますが、じっくり音楽に耳を傾けるにはやはり秋の過ごしやすい気候が適しているような気がします。

日頃地下鉄で通勤しているのですが、乗っている方々の多くが耳にイアホンをしているのが目につきます。語学の習得に勤しんでらっしゃる方もいるようですが、大半の方は音楽を楽しまれているよう。

携帯電話やスマートフォンで聞かれている方もいらっしゃるようですが大半は携帯型のデジタルオーディオプレーヤを使用されているようです。そういえば昨年同時期と同様、今年も 8 月第一週、第二週とソニーが販売台数トップを獲得したようですね。昨年はライバルの iPod が世代交代の時期に当たっていたため瞬間風速的な現象だと言われていましたが、ここ 3 年ほどの販売台数シェアの 推移 を見るとアップルはほぼ横ばいなのに対してソニーは多少でこぼこがあるものの傾向的には右肩上がりでアップルに近づきつつあるようです。(たまたまビデオカメラはソニー、携帯電話はソニー・エリクソンを使用してはいるものの) 特にソニーファンというわけではありませんが、一社独占より競合状態の方がより良い製品・技術が提供される可能性がより高まりますし、日本の企業の製品が売れる方が国内経済のためには良いことなので歓迎すべきことだと思います。

公共交通機関での音楽というと、以前は音漏れが問題視されていました。今でもたまにシャカシャカした音が聞こえてくることはありますが、イアホンの形状や性能が上がり、以前ほどは音漏れが気にならなくなってきているような気がします。

私は電車内では空間に余裕があれば文庫本を読んでいることが多く、音楽はほとんど聞いていません。両方同時にできる方も少なくないようですが、音楽をかけているとそちらに気を取られてしまって本の内容が入ってこなくなってしまうため私は両立させられないのです。音楽だけ聞くという選択肢もあるのですが、車内アナウンスが聞こえなくなることに不安があるのと、実は遮音性の高いイアホンやヘッドホンで音楽を聞いていると無意識に鼻息が大きくなってしまう (のではないかと気になってしまう) ため恥ずかしくて避けているという事情もあります。

このような理由で電車内では音楽を聞いていませんが、車の中ではよく音楽をかけています。ここ数年間ほぼ同じ CD をかけ続けていて同乗者には呆れられています。その CD とは前々回のエントリでご紹介した佐原の祭りのお囃子である佐原囃子です。他の CD はすぐ飽きてしまうのに、これだけは飽きないんですよねえ。

佐原囃子は横笛 (篠笛)、附締太鼓、大太鼓、大鼓、小鼓 (つづみ)、鉦 (摺鉦) で構成されています。祭りの際には囃子は山車の中段で演奏されていますが、そこから 20m ほども先の曳綱の先頭まで祭りの喧騒の中響きます。これがボリュームを絞った車内でも耳にしっかりと響く所以ではないかと思います。

嫋嫋たる笛の音を主旋律とした佐原囃子を聞いていると渋滞や無理な割り込みなど運転していて感じるストレスがかなり低減されます。どうしてこんなに気持ちよく感じるのか探ってみたいと思います。

一つは、子供の頃から楽しい行事である祭りの時に聞いてきたものなので佐原囃子 = 楽しいという心理的なものがあるのでしょう。

ですが、それだけだと身も蓋もないし、このブログに取り上げる意味が無くなってしまうので、科学的にも分析をしてみたいと思います。

音楽も時系列の波形ですので周波数分析することができます。横笛は管楽器の一種なのでその音を正弦波成分の集合に分解すると基本となる音とともにその整数倍の周波数を持つ倍音が存在することが分かります。

笛だけの演奏の録音が手元になかったため、今回は比較的笛の音が前に出た「おやまか」という曲を FlexPro を使って分析してみたいと思います。下の二つの図の上が曲の波形、下が FFT の結果です。

グラフをクリックすると大きなグラフを見ることができます。

oyamaka.jpgスペクトル.jpg笛の音だけではなく、つづみや人の掛け声なども入っているため正確に笛の音だけを分析出来ているわけではありませんので正しいかといわれると苦しいところもありますがそのあたりは細かく追求しないのが粋ってえことで。

奇数倍音しか含まれないサックスなどの閉管楽器と異なり、篠笛などの開管楽器は奇数倍及び偶数倍すべての倍音が含まれています。同じ開管楽器であるフルートなどと異なり、キーで音階を整えるのではなく、竹に開けた穴の指での閉じ加減で調整しますので隣同士の穴を全閉・全開から半開・半開、全開・全閉 (実際にはもっと連続的ですが) といった連続的な音階の異動が可能です。そのためか、倍音が綺麗な整数倍ではなくブレが見受けられます。整数倍だけで構成された電子楽器の音は聞いていてすぐに疲れてしまうのとは対照的に、この揺らぎが心地良さを齎す一つの要因になっているのではないかと思います。

すみません。今回も技術的なお話しではなくなってしまいました。次回こそ。

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