cumulus_disp1.png
Cumulusはサイエンス系のソフトウェアが多いヒューリンクスの製品の中ではちょっと毛色の違うデジタル資産管理のソフトウェアです。

皆さんは手元にあるMicrosoftWordやExcel、PowerPointやそれに貼付けた画像、はたまた音声ファイルやビデオファイルをどのように管理していますか。

Cumulusはこれらのファイルを一元的に管理できるソフトウェアなのです。

そんなCumulusを使って解析データや実験データを管理する方法を考えてみます。
その前にCumulusの簡単なご紹介を。
Cumulusでファイルを管理する方法は簡単です。Cumulusを起動して、手元のファイルをドラッグアンドドロップの操作でどんどん、放り込んでいけば良いのです。

画像ファイルやビデオファイルはCumulusがサムネイル画像を作ってくれるので、そのファイルが必要になったときに検索することが容易です。
また、WordやPowerPointなどのドキュメントファイルは、そのドキュメントに書かれた文字がそのままCumulusのデータベースに登録されますから、ファイルを探すときに検索キーワードとして指定することができるのです。

さて、話は本題の解析データの管理について。

僕はその昔、NASTRANやAbaqusで構造解析をしていました。
この構造解析のデータっていうのが膨大なテキストの羅列でなんとも味気なく、ファイルを開いてみても何を解析したものなのかが分かりづらいものだったりします。

ひとつのモデルでいろんなケースを解析する時も、そのケース管理はファイル名を少し変えて管理する程度。
だいたい人間の記憶なんていい加減で、半年もするとそのファイルがどんなモデルでどんな解析をしたのかなんて忘れてしまいます。

大半の解析データはその中にコメントを付け加えることができるので、コメント部分に解析ケースについてメモしますが、画像を貼付けられる訳ではないので、どんな解析モデルなのかということはデータを一目見ただけでは分かりませんし、どんな条件なのかなんていうことは全部テキストに起こしてコメントとして書いておかなければならないのです。

しかも、後からこのファイルを探そうとすると、いちいちこれらのファイルを開いてコメント部分を読み、目的のファイルが見つかるまでその操作を延々と繰り返す羽目になります。
なんとも時間の無駄。

そこで、Cumulusに解析データを放り込み、解析モデル図をTecplotに作らせるなんてことを考えてみました。処理のイメージはこんな感じ。

process.png

これはCumulus側にデータを受け渡すプログラムと、Tecplot側に解析データを読込んでモデル図を出力するスクリプトを用意することで実現できます。

更にこれらのプログラムを一工夫して解析モデルの大きさを調べ、メタデータとして登録することや、解析データ内のコメント部はすべてメタデータとして登録するような仕組にすれば、後からこのメタデータはCumulusで検索するキーワードとして利用できるのです。

検索のイメージはこんな感じです。
cumulus_disp2.png

検索フィールドにキーワードを入れることで登録されたメタデータからその文字を検索し、それを含むデータだけを表示してくれます。

それぞれのファイルのメタデータは下記のとおり。
metadata1.pngmetadata2.png
上の例では解析データのコメント部分をメタデータとして登録したイメージです。

この解析データを利用するときは解析モデルを選択すればデータの実態ファイルが表示されますので、登録の時と同じようにドラッグアンドドロップの操作で、自分のパソコンにファイルをダウンロードすればOKです。
cumulus_disp4.png

これで、いちいちファイルを開いて中身を確認することなく解析データを見つけ出し、再利用することができるのです。

この仕組は他にも流用できて、例えば実験データの管理にも役立ちます。
例えば、FlexProを使えば、テキスト形式の波形データをCumulusに放り込み、FlexProでスペクトル解析を行って、その画像を描画し、Cumulusに登録することも可能です。

このときのイメージは下図のようになります。
cumulus_disp3.png

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